不二出版

書籍紹介

ワシラノシンブン 〔大正13年~大正14年刊〕 〔復刻版〕

大阪市郊外の新文化村で難波英夫によって創刊された本紙は、
社会問題講習会の開催や児童に対する自由教育運動など
自ら地域の文化運動の推進役となる一方、
被差別者の人権を尊重する社会を目指した。
途中『解放新聞』と改題し、「日本に初めて生れたプロ新聞」を謳う。
詳細な社会運動関係記事とともに水平運動関係の記事も多く載せた本紙は、
部落史研究・社会運動史研究・社会主義演劇史研究・民衆史研究に
大きな示唆を提供する資料となろう。全三〇号。
■推薦:藤野豊〈日本近現代史研究者〉

 

 

大阪府南河内 ワシラノシンブン社 刊〔大正13年~大正14年刊〕
■解説 園部裕之(日本近代史研究者)・総目次・索引付き
■B4判・上製・函入・総246頁
■定価19,800円(本体18,000円+税10%)
■’90年10月刊■ISBN978-4-8350-1612-2

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