不二出版

書籍紹介

復刻版 何を読むべきか 全7巻

プロレタリア科学運動の立場から、労働者や農民大衆に伝えることを目的とした書評誌を復刻!

 

青年運動、農村運動においてプロレタリア諸運動がどのように関わってきたか、「読書」という観点から問い直す。

 

 

「何を読むべきか」は1932年11月にプロレタリア科学研究所にて発行・編輯、白揚社から発売された書評誌である。発行元はその後「何を読むべきか」編輯部→「何を読む可きか」社→叢文閣と変遷する。誌名も「何を読むべきか」→「読書」と変遷し、また1934年12月には「読書」から「知識」と「生きた新聞」が分立して刊行された。

「何を読むべきか」誌発刊の辞では「『何を』、『如何に』読むべきかを、プロレタリア科学運動の立場から、労働者や農民大衆に伝へることが目的です」とあり、文学誌上におけるブルジョア迎合的な文学論やファシズム文献を批判しプロレタリア諸運動にまつわる文献を紹介している。

「読書」誌は3000部刷って1200~1300部販売されていたといわれ、「かやうな雑誌としては達し得る最高の販売率」と自賛しているが、全国の運動実践者たちの理論武装のため大いに活用された様子がうかがえる。

一方で創刊から「プロレタリア運動」を掲げた本誌は、治安当局の厳重な監視下に置かれ、何度も発禁処分を受けた事実は『出版警察報』からうかがうことが出来る。

戦前期の青少年の読書・学習傾向に目が向けられる昨今の研究動向に対して、文字通り「何を読んできたのか」具体的に示す資料として貴重である。

 

A5判・上製・総2,832頁

 

解説:新藤雄介(福島大学行政政策学類准教授)

推薦:有山輝雄(元・東京経済大学コミュニケーション学部教授)

 

原本:

「何を読むべきか」 第1巻第1号(1932年11月)~第2巻第11号(1933年11月)

「読書」 第3巻第1号(1934年1月)~第9号(1934年10月)

「知識」 第3巻第10号(1934年12月)~第4巻第2号(1935年2月)

「生きた新聞」 第1巻第1号(1934年12月)~第8号(1935年8月)

 

揃定価154,000円(本体価格140,000円+税10%) 全2回配本

 

第1回配本(第1~3巻)

収録:「何を読むべきか」全号、「読書」第3巻第1号~第5号

定価66,000円(本体価格60,000円+税10%)

ISBN978-4-8350-8465-7  2022年1月刊行

 

第2回配本(第4~7巻)

収録:「読書」第3巻第6号~第9号、「知識」全号、「生きた新聞」全号

定価88,000円(本体価格80,000円+税10%)

ISBN978-4-8350-8469-5  2022年2月刊行

 

 

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