■社会文学雑誌叢書(17) |
加藤一夫 主宰〔大正8年刊〕 |
労働文学 |
解説(大和田茂)・総目次・索引付き |
A5判・上製・函入・総258頁 |
定価8、000円 |
’89年12月刊〔復刻版〕 |
本誌は、加藤一夫が「労働者の思想や感情を発表する」ことを目的に創刊した文芸雑誌である。ロシア革命や米騒動に象徴される労働運動の高揚を背景に、藤井真澄の『黒煙』とともに一九一〇〜二〇年代労働文学の拠点としての役割を担った。
トルストイアンで人道主義者であった加藤が翌年、自由人連盟を結成してアナキズム運動に身を投じてゆく過程で見せる重要なターニングポイントを明らかにする資料としても貴重である。 |
■推薦:伊藤信吉・祖父江昭二 |
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