日本精神薄弱児愛護協会(現・日本知的障害者福祉協会は、滝乃川学園・白川学園・桃花塾・鎌倉学園・藤倉学園・筑波学園・三田谷治療教育院・八幡学園・六方学園などの知的障害者施設を創設して活動していた先駆者が集り、1934年に結成された。 放置・無視されてきた知的障害児を保護し、適切な教育を保障することを目的とし、その活動の一環として1936年に創刊されたのが本誌・『愛護』である。 戦前は僅か3号を出したにとどまるが、その紙面は著しく対応の遅れた知的障害者への福祉政策を政府・自治体・学識者・児童保護施設等々の各方面に訴え、実現しようとする熱意に溢れている。 戦時下のさらに厳しい時期を経て、1949年に協会が再興され、『愛護』は1954年9月に復刊される。 全国各地の施設相互の情報交換や世界中の研究報告などの情報だけでなく、現場で障害児と共に生きる職員の直面する様々な困難や展望が語られている。 近現代の知的障害者の歩みを証言する貴重な資料として、1963年5月までの本誌を日本知的障害者福祉協会の全面的なご協力の下復刻刊行する。
【体裁】B5・A5判/上製/総1,700頁 【収録内容】
【別冊】解説・総目次・執筆者索引 (別冊のみ分売可=本体価格1,000円 ISBN4-8350-5593-4) 【解説】蒲生俊宏 【価格】本体揃価格60,000円 【ISBN】4-8350-5588−8 【推薦】 津曲裕次/北沢清司 2006年7月刊
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