自由燈【復刻版】
全13巻・別冊1

 本誌は明治17年5月11日に自由党最高幹部の1人である星亨によって創刊された小新聞である。
 その役割は2つあった。
 第一には政府からの強まる弾圧を受けて、それまでの政党機関紙である『自由新聞』が停刊になった際の代用紙たる役割。もう一つは国会開設や憲法発布を控えて激化し続ける民権陣営と政府との戦いのなかで、それまで以上に自由民権思想を国民の間に宣伝する機関紙としての使命であった。
 創刊号において政治をテーマにした絵入りの連載小説を三本同時掲載という大胆な企画で、たちまち一般の読者を魅了した。また、岸田俊子の歴史的代表作「同朋姉妹に告ぐ」を連載するなど、自由民権思想を啓発して大いに発行部数を伸ばした。

■紙名の変遷■
『自由燈(じゆうのともしび)』明治17年1月14日〜明治19年1月13日

『燈新聞(ともしびしんぶん)』明治19年1月14日〜明治20年2月15日

『めさまし新聞』明治20年4月1日〜明治21年7月8日

『東京朝日新聞』(明治21年7月10日〜)

 

◇B4判/上製/総4,200頁
◇別巻=解説(松尾章一)・主要記事索引 A4判/上製/380頁
     *別冊のみ分売可 本体価格16,000円+税 ISBN4-8350-5710-4
◇原紙提供=朝日新聞社
◇揃価格=本体価格380,000円+税
◇推薦=安在邦夫(早稲田大学教授)・色川大吉(歴史家)・
      谷川惠一(国文学研究資料館)・土屋礼子(大阪市立大学教授)

配本回数 収録年次 紙名 復刻版巻数 本体価格 ISBN
第1回
('06年6月)
明治17年5月〜
    明治18年3月
自由燈 1〜3巻
84,000円
4-8350-5693-0
第2回
('06年9月)

明治18年4月〜
    明治19年1月

自由燈 4〜6巻
84,000円
4-8350-5697-3
第3回
('06年12月)
明治19年1月〜
    明治20年2月
燈新聞 7〜9巻
84,000円
4-8350-5701-1
第4回
('07年3月)
明治20年4月〜
    明治21年7月
めさまし新聞 10〜12巻+別冊
128,000円
4-8350-5705-8

◇今回の復刻にあたっては、朝日新聞社のご協力をいただき原紙の提供を得ましたが、
以下の号が未見のため欠号となっております。お心当たりの方は是非小社までご一報ください。
  「624号」「625号」「649号」「679〜751号}


 

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