『京都地籍図は』大正元(1912)年、土地の売買を念頭に置き、京都地籍図編纂所によって製作発行された。 登記所や市町村役場の補完する地籍図(公図・土地台帳附属地図)と土地台帳とを合わせて、土地の状況と利用状況(地目)や面積(地積)等の情報を追加して個人または出版社によって作成・発行された「土地宝典」である。描かれている地理的範囲は当時の京都市域と、将来の市域拡大の計画にあたって隣接する田中村・衣笠村・東九条村など、郡部の二カ町村をも包含した区域であり、「土地台帳」には元組・住所・字・地番・等級・地目・反別・地価・地主(所有者)の住所と姓名が記載されている。 地理学・都市史・経済経営史・社会学・文学等の研究者に広く提供する。
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