- 2022/03/14
- 「社会文学」新刊・第55号、発売いたします!
弊社で販売取扱しております「社会文学」の最新号・第55号が刊行されました!
「社会文学」第55号
〈目次(抄録)〉
〈特集・文学から読み解く感染症――身体・分断・統治〉
●特集論文
感染症に幼子を奪われる話 ――文学者たちの一九〇九年 島村 輝
〈癩文学〉の大衆化と科学 ――北條民雄神話の形成から小川正子『小島の春』へ 清松 大
啄木作品から結核を読み解く ――男性の悲劇物語と運命の神から科学の重みへの変化―― 池田 功
「谷間」を襲う感染症 ――文学が描いた医療崩壊と安楽死―― 荒井 裕樹
指先から放たれる〈火〉 ――小林エリカ「脱皮」における死政治の行方 堀井 一摩
洩れてくる言葉たち ――コロナ禍の限界文学 猪瀬 浩平
●展望
地域で文学的価値を見失わないために 岡村 知子
●自由論文
『太陽のない街』の脚色・翻案 ――プロレタリア文化運動におけるアダプテーションについての一考察―― 村田 裕和
ドイツにおける『太陽のない街』の翻訳と受容 ――断片掲載された「日本の『ジュルミナール』」―― 和田 崇
占領の〈裏座敷〉 ――大城立裕「カクテル・パーティー」論 佐久本 佳奈
以下、書評・新刊紹介・編集後記
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不二出版・営業部