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史料 近代沖縄教育史――喜舎場英勝の生きた世界

ひとりの教員の目 そこからひろがる戦前・戦後の沖縄教育史 その現場と実践――
1920年代末から沖縄返還後まで、石垣島、与那国島や沖縄島において、教員として生きた喜舎場英勝(1907‐2001)。戦前から戦後へ――彼が生きた時代の教育の現場、その様相を残された豊富な史料から描き出すはじめての試み――。
編著=藤澤健一・近藤健一郎・萩原真美
体裁=B5判/上製/バクラム装/小函入/346頁
定価=22,000円(本体20,000円+税10%)
ISBN 978-4-8350-8894-5 C3037
2025年10月刊行!
◆本史料の特色◆
1.1920年代末から沖縄返還後まで、戦前・戦後を通して、石垣島、与那島や沖縄島において、教員として勤めあげた石垣島出身の教員・喜舎場英勝(1907─2001)。その膨大な学校関係史料を整理・精選、編者による論考を附す。
2.職員会、学校行事などの翻刻96点に加え、『学校経営案』(黒島尋常高等小学校、1938年)、「県民運動 標準語並礼法励行」(石垣国民学校、1943年)などの影印復刻による史料6点、合計102点を収録。
3.さらに「喜舎場英勝史料一覧(抄録)」「学校沿革誌・戦前期刊行の学校記念誌一覧」「参考文献一覧」「人名・事項索引」といった基礎情報も附す。
【本書目次】
はじめに/凡例
Ⅰ 構 想 (藤澤健一)
Ⅱ 喜舎場英勝の教職歴とその活動――喜舎場英勝史料の基盤として (近藤健一郎)
Ⅲ 喜舎場英勝史料(翻刻96点/復刻6点、合計102点収録)
Ⅳ 分析
1 近代沖縄の郡市における教員の組織化過程――隣校研究会はいかに運営されたのか(藤澤健一)
2 1930年代の沖縄県における郷土教育の展開――小学校地理科に着目して(萩原真美)
おわりに/付録(喜舎場英勝史料一覧〔抄録〕/学校沿革誌・戦前期刊行の学校記念誌一覧/参考文献一覧)/人名・事項索引