沖縄・八重山五十年史 ―沖縄返還交渉から「オール沖縄」まで

辺境から撃つ――。
八重山から沖縄、沖縄から日本――。つねに辺境から中央をみつめてきたジャーナリストの歩みが織りなす畢生の沖縄現代史!!
★「信濃毎日新聞」1月13日号にて本書紹介記事掲載!
”沖縄から中央見つめる一冊”
元琉球新報記者・ジャーナリストの三木健の著作41編を収録。沖縄返還交渉の頃は東京支社の記者として、その最前線を取材しつつ、詳細な記録を残してきた。その他、記者としてしか知りえない様々な沖縄現代史の現場の内情が明らかにされる。
三木は1940年、沖縄諸島でも西端に近い石垣島に生まれ、明治大学を卒業。琉球新報に入社後は東京支社の記者として、沖縄返還交渉を最前線で取材する。本社に異動後は編集局長、常務取締役を歴任。
そのかたわら、郷里・八重山の歴史を発掘。とくに西表炭坑については、存命だった当事者への聞き取り調査を行い、その実態を明らかにした。
地元紙の記者として現代沖縄の歴史をつねに間近で目撃してきた三木が編む本書は、激動の沖縄のリアルを伝える圧倒的な通史である。
◎著者=三木 健
◎判型=A5判・上製・520頁
◎定価=6,820円(本体価格6,200円+税10%)
ISBN978-4-8350-8832-7 C0021
目次
序文 この道はいつか来た道
Ⅰ 辺境から見えるもの
Ⅱ 施政権返還と沖縄
Ⅲ 米軍基地をめぐる攻防
Ⅳ 沖縄ジャーナリズムの旗手として
Ⅴ リゾートブームへの警鐘
Ⅵ 教育の自治とは何か
Ⅶ 八重山研究への視座
Ⅷ 民衆史を掘る
解題(我部政男)
あとがき
沖縄・八重山・三木健関連年表(河原千春)