不二出版

お知らせ

2024/09/13
「社会文学」新刊・第60号、発売いたしました!

弊社で販売取扱しております「社会文学」の最新号・第60号が刊行されました!

〈特集 大江健三郎〉

●座談会 大江健三郎をいかに読んできたか どのように読んでいくか

平野 啓一郎・成田 龍一・山本 昭宏 (司会・記録 東谷 篤)

●特集論文
大江健三郎研究史・緒言――荒正人、倉橋由美子、栗原貞子、あるいは川満信一に導かれて  北山 敏秀
非暴力の処方――大江健三郎「空の怪物アグイー」の女性たち  武内 佳代
ホモエロティシズムの脱出口を求めて――大江健三郎「父よ、あなたはどこへ行くのか?」論  村上 克尚
未来のあなたへ投げかけなおす――大江健三郎「「雨の木」を聴く女たち」  岩川 ありさ
抵抗の声を聴くこと/書くこと――大江健三郎『人生の親戚』論  松本 拓真
「魂の救い」の定義――大江健三郎「チャンピオンの定義」の方法と死生観――  團野 光晴

大いなる暗喩詩――『燃えあがる緑の木』の宇宙  島村 輝

『憂い顔の童子』における死者との共同性――証言としての小説像に着目して――  西岡 宇行

●インタビュー
小森陽一、大江健三郎の社会的発言を追う  小森 陽一 (インタビューアー 山本 昭宏)

●自由論文
金史良「光の中に」論――植民地知識人と民衆との連帯意識  金 善泰
日蓮主義と「献身」の女性史――小泉菊枝『女性史開顕』  蔭木 達也

引揚げ文学におけるジェンダーの再編成――牛島春子の引揚げ作品をめぐって――  蘇 昊明

三島由紀夫『美しい星』論――原子力時代の人間像と「救済」の射程――  高沼 利樹

トンネル人間の「内なる天皇制」が残した痕跡を読む――李恢成『追放と自由』論――  李 在昶

〈言語化の禁止〉の解除――川上未映子「乳と卵」論――  海老澤 里帆

●書評
ピーテル・ヴァン・ロメル著『「田舎教師」の時代 明治後期における日本文学・教育・メディア』   栗原 悠
関口安義著『内村鑑三 戦いの軌跡』  小林 孝吉
谷口絹枝著『佐多稲子〈階級〉・〈性〉・〈戦争〉』  小林 美恵子
尾西康充著『新しい野間宏 戦後文学の旗手が問うたもの』  橋本 あゆみ

金ヨンロン著『文学が裁く戦争―東京裁判から現代へ―』  高 榮蘭

林少陽著『戦後思想と日本ポストモダン その連続と断絶』  綾目 広治

以下、新刊紹介/会員の論文・創作・刊行物/2023年度・活動の記録/『社会文学』への投稿について/編集後記

増ページの為、今号のみ特別価格2,420円(本体2,200円+税10%)にて発売中です!

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不二出版・営業企画部