不二出版

書籍紹介

人性(じんせい) 1905年~1918年 全17巻別冊1 【復刻版】

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本誌は、心理学、生物学、文化人類学、「刑事」人類学、社会衛生学、
「人種」衛生学、社会病理学、教育学、犯罪学、法社会学、社会学、
統計学、宗教学、哲学など多種多様な分野を網羅した学術雑誌である。


とくに犯罪者・心身障害者・精神病者、女性などを対象にした研究論考には、
当時の知識人の人間観がよく現れている。
現役のドクターや医学者・文学者・法学者などが多数寄稿すると同時に、
国内外での学問の情報に高くアンテナを張り、海外の論説の紹介、
医学雑誌や統計雑誌などからの転載も豊富である。
児童問題・女性問題・性教育・優生問題などにとどまらず、ひろく精神衛生学、
心理学等の歴史を研究するために必須の文献である。
富士川 游(ふじかわ ゆう 1865年~1940年)
医学者・医史学者。
広島県に出生。広島県立病院附属医学校卒。
1887年上京、「中外医事新報」の編集に携る。
1889~1890年ドイツに留学し学位取得。
帰国後日本橋中洲養生院の内科医長となる。
東洋大学教授(1906年~)、鎌倉中学校校長(1922年~)、
中山文化研究所所長(1924年~)。
『日本医学史』(1904年刊、1912年学士院恩賜賞受賞)をはじめ、
多くの医学、病理、医史に関する著書を著し、関係の学会、
研究会において運営指導に奔走した。また児童問題にも学殖が深かった。
*生前コレクションした図書・資料のうち、
東京大学教育学部所蔵の江戸後期から明治期の教科書や
教育関係資料図書171点は「電子版富士川文庫」として公開されている。
また京都大学図書館へ寄贈されたものの目録も
大学図書館ホームページで見ることが出来る。
【解説】
松原洋子(科学史)
【推薦】
富士川英郎(『富士川游著作集』編集委員・富士川游 四男)
佐藤達哉(立命館大学助教授)
古川誠(関西大学助教授)
鈴木貞美(国際日本文化研究センター教授)
金森修(東京大学助教授)

 

■人性 別冊=解説・総目次・索引

(別冊のみ分売可=本体価格2,000円+税 ISBN978-4-8350-3279-5)

 

【概要】
B5判 上製 総9072頁
【本体揃価格】374,000円+税

第1回配本(第1巻~第4巻・別冊1) ― ISBN978-4-8350-3258-0(88,000円+税)

第2回配本(第5巻~第8巻 ― ISBN978-4-8350-3263-4 (88,000円+税)

第3回配本(第9巻~第12巻) ― ISBN978-4-8350-3268-9(88,000円+税)

第4回配本(第13巻~第17巻) ― ISBN978-4-8350-3273-3(110,000円+税)

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