不二出版

書籍紹介

日本評論 〔大正5年~大正6年刊〕 全4巻・別冊1 〔復刻版〕

大正デモクラシーの気運が高揚する中で、自らの思潮的命題を「第三帝国」という言葉に託した逸民・茅原華山。

その『第三帝国』そして『洪水以後』の後継誌が本誌である。

華山のもとに集まった、当時の知識人を総動員しての内容は、大正デモクラシー期の思潮の一つと言えよう。

また自由律俳句にその発表場所を提供していることも見逃せない。

小川未明・岩野泡鳴・金子洋文等の油ののりきった文学作品の数々が、興味を増す。
全一七号のうち欠号三号を除く一四号を合本。

 

■推薦:松尾尊兊・太田雅夫・福田久賀男

 

茅原華山 主宰〔大正5年~大正6年刊〕
別冊:解説(茅原健)・総目次・索引
*これのみ分売可 定価1,100円(本体1,000円+税10%) ISBN978-4-8350-3363-1
B5判・A5判・上製・函入・総2,470頁
揃定価71,500円(本体65,000円+税10%) ISBN978-4-8350-3358-7
’89年6月刊〔復刻版〕