十五年戦争極秘資料集 補巻30 外邦測量沿革史 草稿 全4冊・別冊1
明治から昭和戦前期まで、日本における地図製作は旧陸軍参謀本部陸地測量部が行っていた。
そこでは、日本領土以外の地域、すなわち外邦の地図も作製されており、「外邦図」と呼ばれている。
その作成過程は、日本の測量隊が測量・図化したものだけでなく、他国の地図を複製したものや、密命により作成されたものがあるが不明な点が多い。さらには、軍事目的の地図であったため、そのほとんどが機密扱いとされ、敗戦後にはその多くが処分・接収されてしまった。
「外邦測量沿革史 草稿」は、参謀本部作成による昭和14年3月の初編(明治28年~39年断片記事)から、昭和20年1月の第17編(大正15年度記事)まで確認されている。
本書によって、制作過程の不明な戦前の参謀本部・陸地測量の実態解明と、中国大陸をはじめ、朝鮮・台湾など、日本軍の秘密測量を位置づける基本資料として復刻する。
推薦:石原潤(奈良大学学長・日本地理学会前会長)
村上勝彦(東京経済大学教授)
【概要】
■小林茂 (大阪大学文学研究科教授)解説
■体裁=A4判・上製・函入・四面付・折り込み図多数、色刷りの図表等は原色のまま再現
復刻版総 1,310頁(原本総5,216頁)
■収録=第1号(1928年6月)~第53号(1936年12月)+号外・別冊・付録等 計70冊分
■各巻定価 30,800円(本体28,000円+税10%) 揃定価 124,300円(揃本体113,000円+税10%)
【配本とISBN】
第1回配本(第1冊)=978-4-8350-6238-9 【2008年6月】
第2回配本(第2冊)=978-4-8350-6239-6 【2008年9月】
第3回配本(第3冊)=978-4-8350-6240-2 【2008年12月】
第4回配本(第4冊+別冊)=978-4-8350-6241-9 【2009年3月】
+別冊(解説・総目次)<これのみ分売可>:定価1,100円(本体1,000円+税10%) ISBN978-4-8350-6242-6
’08年6月~’09年3月配本