廃娼 全1巻
雑誌『廃娼』の創刊された1890(明治23)年は、東京や群馬など各地でキリスト者を中心にさまざまな形で廃娼運動が盛り上がっていた時期であった。
本誌には、婦人矯風会の佐々城豊寿、『女学雑誌』の巌本善治、『毎日新聞』の島田三郎そして植木枝盛、横井時雄など錚々たるメンバーが廃娼論を展開し、同時に各地の廃娼運動や全国廃娼同盟会の記事などが多数掲載されている。
廃娼運動研究・近代史研究・女性史研究に必須の基本資料としてここに復刻するものである。
推薦 小倉襄二
復刻版概要
◎全1巻
◎第1号~第8号・1890(明治23)年4月~1891(明治24)年3月
解説(竹村民郎)・総目次・索引 付
◎菊判・上製・函入・総約326頁
◎定価9,900円(本体9,000円+税10%)