愛国新聞 〔大正12年~昭和2年刊〕 〔復刻版〕
『愛国新聞』(第一~三七号)は、三重県水平社と
日本農民組合三重県連合会の合同機関紙である。
被差別部落の人々を啓蒙し階級闘争へ転換することを促す役割を果たし、
単に一府県の機関紙というにとどまらず、
近代部落史の資料の中でも水平運動が無産階級運動に踏み出していく
過渡期の状況を詳細に伝えるものとして貴重である。
前身の三重県水平社の『三重水平新聞』(全二号)、
後身の『三重農民新聞』(第三八~四七号)もあわせ、復刻するものである。
■推薦:上田音市
三重県松阪愛国新聞社 刊〔大正12年~昭和2年刊〕
解説 黒川みどり(静岡大学助教授)・総目次・索引付き
B4判・上製・函入・総314頁
定価19,800円(定価18,000円+税10%)
ISBN978-4-9350-1613-8
’90年10月刊〔復刻版〕