清水安三と北京崇貞学園―近代における日中教育文化交流史の一断面
戦前、宣教師として中国に渡り、
中国子女のための教育機関「北京崇貞(すうてい)学園」を創設した
清水安三(桜美林学園創設者)の諸活動と思想形成を、
北京市档案館等の未公開資料や、卒業生からの聞き取りなどをもとに解明。
日中教育文化交流史研究に新たな一石を投じた意欲作。
李紅衛 著 (お茶の水女子大学大学院人間発達教育研究センターアソシエイト・フェロー)
■推薦:阿部洋(国立教育政策研究所名誉職員
福岡県立大学名誉教授
南京師範大学名誉教授)
榑松かほる(桜美林大学教授)
■A5判・上製・340頁
■本体価格4,800円+税
ISBN978-4-8350-6196-2
2009年2月刊行
■主要目次■
序章
第一部 清水安三の障害と思想―中国にささげた半生を中心に
第1章 清水安三の半生と中国
第2章 清水安三の中国観―その形成と展開を中心に
第3章 清水安三の伝道思想
第4章 北京崇貞学園長清水(小泉)郁子の中国認識
第二部 清水安三の教育実践―北京崇貞学園の経営を中心に
第5章 北京崇貞学園の沿革
第6章 北京崇貞学園の発展
第7章 北京崇貞学園の教育実践―その特徴
第8章 北京愛隣館の設立と運営―第2の崇貞学園
補 論 羽仁もと子と自由学園北京生活学校
終 章 主要参考文献一覧