警鐘 〔大正9年~大正11年刊〕 〔復刻版〕
本誌は、奈良県磯城郡大福部落に住む伊藤繁太郎、岡嶋松三郎、
山本平信らによる三協社の機関誌で、大正九年に発刊された。
当初、三協社は「部落の改善及び研究」を目的としていたが、
時代の流れのなかで、改善から解放、融和から闘争へとあゆみを進め、
水平社結成の先駆となる。
本誌は、わずか二〇号をもって終刊となるが、
初期水平運動の基底をささえた人々のたたかいを伝える貴重な資料である。
奈良県磯城郡大福村三協社刊〔大正9年~大正11年刊〕
松尾尊兊(京都橘女子大学教授)解題
B5判・上製・函入・総572頁
定価16,500円(本体15,000円+税10%)
’88年10月刊〔復刻版〕