不二出版

書籍紹介

日本近代史のなかの朝鮮

「保護」か「併合」か、「文化政治」か「武断統治」か、朝鮮をめぐって揺れ動いた日本と、振り回された朝鮮。それぞれの葛藤を双方向から丹念に分析し、日本と朝鮮にとっての近代を明らかにする労作!

近現代朝鮮史研究家の森山茂徳の論文を書き下ろし論文2編を含む13編集成し、日本近代史のなかの朝鮮を通史的に描き出す論集。

◎著者=森山茂徳

◎体裁=A5判・上製・470頁

◎定価=7,480円(本体6,800円+税10%)

ISBN978-4-8350-8536-4 C3021

◎刊行=2024年4月

〈目次〉

まえがき
 Ⅰ 明治政治史における朝鮮問題
 Ⅱ 日清・日露戦間期における日韓関係の一側面
 Ⅲ 朝鮮における日本とベルギー・シンディケート
 Ⅳ 「保護政治」下の韓国ナショナリズム
 Ⅴ 「保護」から「併合」へ
 Ⅵ 植民地期日韓関係の政治的研究(一九一〇‐一九四五年)
 Ⅶ 日本の朝鮮統治政策の特質
 Ⅷ 植民地統治への朝鮮人の対応
 Ⅸ 日本の朝鮮支配と朝鮮民主主義
 Ⅹ 現地新聞と総督政治
 Ⅺ 米軍政下南朝鮮の政軍関係
 Ⅻ 戦後日韓関係形成の一側面
 XIII 近代朝鮮における国家形成と個人
あとがきにかえて

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