『華文大阪毎日』 全6回配本・全18巻・別冊1(総目次・索引付)
日中戦争期において、驚異的な販売部数を維持した総合誌、『華文大阪毎日』。
当時の社会、文化、文芸を生き生きと伝える幻の資料、復刻!
『華文大阪毎日』は、大阪毎日新聞社・東京日日新聞社が中国語圏に向けて発行した、中国語による総合雑誌である。1938年11月に創刊され、終戦と同時に消えた幻の雑誌、待望の復刻版である。
日中戦争が長期化するなか、中国大陸の一般市民を読者とした本誌は、中国語による大日本帝国の国策プロパガンダの一環であると同時に、大陸という「市場」の要請にこたえるべく、一般読者の声を広く取り入れ、多彩な誌面を展開した。1930年代後半から戦争末期にいたる日中の文学者、政治家、文化人、行政官らの作品や情報、さらには中国各地の風俗、生活をも伝える豊富なグラビアを掲載する本誌は、最盛期には7万部を超えたという。中国近現代史の空白を埋める基礎資料として、広く植民地期中国語文化圏に関心をもつ研究者の方々にご利用いただきたい。
※ 別冊は編集上の都合により、第3回配本から第4回配本の附録に変更となります。それに伴い、第3回配本の構成・定価が下記のように変更となります。ご迷惑をおかけいたしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
監 修: 岡田英樹(立命館大学名誉教授)
解 説: 岡田英樹・関智英(津田塾大学准教授)・羽田朝子(秋田大学准教授)
総目次・索引: 牛耕耘(東京都立大学助教)
原本提供: 西原和海・毎日新聞社
推 薦: 張泉(元北京市社会科学院文学研究所所長)・大久保明男(東京都立大学教授)・松重充浩(日本大学教授)
底 本: 『華文大阪毎日(華文毎日)』創刊号―第141号
(大阪毎日新聞社・東京日日新聞社編・発行、1938年11月-45年5月)全141号/『華文毎日 上海版』第97-99号(大阪毎日新聞社・東京日日新聞社編・発行、1942年11月-12月)
揃 定 価: 498,300円(揃本体453,000円+税10%)
体 裁: B5判・上製・布クロス装・総約7800頁
別 冊: 解説/総目次/索引 約300頁(予定) 予価3,300円(本体3,000円+税10%) ※分売可 ISBN978-4-8350-8401-5 (2023年6月刊行予定)
刊行・配本:
第1回配本 揃定価82,500円(揃本体75,000円+税10%) 2022年5月刊行
ISBN978-4-8350-8381-0
第1巻 第1号(38年11月)―第8号(39年2月)
第2巻 第9号(39年3月)―第16号(39年6月)
第3巻 第17号(39年7月)―第24号(39年10月)
第2回配本 揃定価82,500円(揃本体75,000円+税10%) 2022年10月刊行
ISBN978-4-8350-8385-8
第4巻 第25号(39年11月)―第30号(40年1月)
第5巻 第31号(40年2月)―第37号(40年5月)
第6巻 第38号(40年5月)―第44号(40年8月)
第3回配本 揃定価82,500円(揃本体75,000円+税10%) 2023年2月刊行
ISBN978-4-8350-8391-9
第7巻 第45号(40年9月)―第52号(40年12月)
第8巻 第53号(41年1月)―第60号(41年4月)
第9巻 第61号(41年5月)―第68号(41年8月)
第4回配本 揃定価85,800円(揃本体78,000円+税10%) 2023年7月刊行
ISBN978-4-8350-8395-7
第10巻 第69号(41年9月)―第76号(41年12月)
第11巻 第77号(42年1月)―第84号(42年4月)
第12巻 第85号(42年5月)―第92号(42年8月)
別冊 解説・総目次・索引
第5回配本 揃定価82,500円(揃本体75,000円+税10%) 2023年10月刊行
ISBN978-4-8350-8399-5
第13巻 第93号(42年9月)―第100号(42年12月)
第14巻 第101号(43年1月)―第108号(43年4月) ※『華文毎日』に改題
第15巻 第109号(43年5月)―第116号(43年8月)
第6回配本 揃定価82,500円(揃本体75,000円+税10%) 2024年1月刊行
ISBN978-4-8350-8403-9
第16巻 第117号(43年9月)―第126号(44年2月)
第17巻 第127号(44年3月)―第136号(44年12月)
第18巻 第137号(45年1月)―第141号(45年5月)
『華文大阪毎日 上海版』第97-99号(42年11-12月)
※発行年月はすべて西暦表記。