文芸懇話会 〔昭和11年~昭和12年刊〕 全2巻・別冊1 〔復刻版〕
本誌は、文壇・文学者のファシズム統合への道を拓いた官民合同の文学団体=文芸懇話会の機関誌である。
同会は一九三四年三月、内務省警保局長松本学が文化統制を目的に直木三十五らファッショ作家を抱え込んで創立、大衆文学・自由主義までの多くの作家を取り込むことに成功した。
編集は交代制で、川端康成・菊池寛・室生犀星・吉川英治・徳田秋声・島崎藤村・佐藤春夫ら。
国家の文化政策とそれに対峙する文学者とのせめぎ合いを明らかにする。
■推薦:
海野福寿(明治大学教授)
榎本隆司(早稲田大学教授)
文芸懇話会 刊〔昭和11年~昭和12年刊〕
別冊:解説(高橋新太郎)・総目次・索引
*全巻購入者には無料
*これのみ分売可 定価1,100円(本体1,000円+税10%) ISBN978-4-8350-3481-2
A5判・上製・総1,516頁
揃定価58,300円(揃本体53,000円+税10%)
ISBN978-4-8350-3478-2
’97年6月刊〔復刻版〕