新社会 〔大正4年~大正10年刊〕 全7巻・別冊1 〔復刻版〕
本誌は、『へちまの花』を改題して売文社から創刊された社会主義理論誌である。
大逆事件以来隠忍を強いられてきた、堺利彦を中心とする明治の社会主義者たちが、
第一次世界大戦後の状況の変化から復活した、
その運動の中軸となったのがこの『新社会』である。
総合啓蒙雑誌的な性格からマルクス主義理論誌の性格を強めてゆき、
特にロシア革命の紹介、資本論の解説等、
当時の社会主義運動に果たした役割は大きい。
誌名は『新社会』『新社会評論』『社会主義』と変遷するが、
本復刻版にはこれら全六二冊を収録している。
■推薦:隅谷三喜男(東京女子大学学長)・近藤真柄・向坂逸郎・西田 勝・山川振作
堺 利彦 主宰〔大正4年~大正10年刊〕
別冊:解題(堀切利高)・総目次・索引
*これのみ分売可(ISBN:978-4-8350-3328-0 本体価格1000円+税)
A5判・上製・函入・総3,500頁
揃定価75,000円+税
’82年7月刊〔復刻版〕
ISBN978-4-8350-3320-4