農民 〔昭和2年~昭和8年刊〕 全5巻・別冊1 〔復刻版〕
シャルル・ルイ・フィリップの記念講演会をきっかけに農民文学運動が興隆した一九二〇年代、本誌は犬田卯らが農民文芸会の機関誌として創刊した。
大同団結をうたって都市のプロレタリア文学と一線を画しての農民自身による解放・文化創造を目的としたが、政府側の弾圧と運動内部の思想的対立によって幾度かの創廃刊を繰り返す。
戦前の農民運動・農民文学運動研究に必須の重要資料として、付録の「農民リーフレット」「農民自治」をも合わせて復刻する。
■推薦:
小田切秀雄(文芸評論家、農文協「人間選書」の一冊として出版されている犬田卯「日本農民文学史」の編・解説者)
住井すゑ(作家)
林宥一(金沢大学経済学部助教授)
犬田 卯・鑓田研一 ほか主宰〔昭和2年~昭和8年刊〕
別冊:解説(高橋春雄(大東文化大学教授))・総目次・索引
*これのみ分売可 定価1,100円(本体1,000円+税10%) ISBN978-4-8350-3403-4
A5判・上製・総2,542頁
揃定価93,500円(揃本体85,000円+税10%) ISBN978-4-8350-3397-6
’90年10月刊〔復刻版〕