廓清 〔明治44年~昭和20年刊〕 全33巻・別冊1 〔復刻版〕
明治四四(一九一一)年の吉原遊廓の大火の後、
明治政府は、遊廓再興に反対する声を裏切って復活を許可した。
本誌は、これを契機に結成され以降三〇年間、
底辺女性の救済を訴え続けた廃娼運動体?廓清会の機関誌である。
その内容は、島田三郎・安部磯雄・山室軍平ら運動推進者の思潮、
悲惨な娼妓の生涯・検梅制度・業者と警察の結託等遊廓の実態報告、
そして運動の経過・資料統計を常に掲載するなど、まさに廃娼運動史の宝庫と言える。
新たに発見された第三五巻第三・四合併号も含め、一五年ぶりに再復刻。
■推薦:一番ケ瀬康子(東洋大学教授)
高橋喜久江(日本キリスト教婦人矯風会)
竹村民郎(大阪産業大学経済学部教授)
松井やより(フリージャーナリスト・アジア女性資料センター代表)
廓清会 刊〔明治44年~昭和20年刊〕
別冊:解説(竹村民郎)・総目次・索引
*これのみ分売可(ISBN978-4-8350-3865-0 定価4,400円(本体4,000円+税10%))
B5判・上製・総16,500頁
揃定価544,500円(揃本体495,000円+税10%)
第1箱 第1~6巻+別冊 定価99,000円(本体90,000円+税10%)
第2箱 第7~12巻 定価99,000円(本体90,000円+税10%)
第3箱 第13~19巻 定価115,500円(本体105,000円+税10%)
第4箱 第20~26巻 定価115,500円(本体105,000円+税10%)
第5箱 第27~33巻 定価115,500円(本体105,000円+税10%)
ISBN978-4-8350-3831-5
’95年11月刊〔復刻版〕