不二出版

書籍紹介

『愛と美』幼児教育資料アーカイブ5 全2回配本・全4巻・別冊1(解説・総目次・索引)

昭和初期、大阪を中心として「家なき幼稚園」を展開した橋詰良一(せみ郎、1871-1934)が主宰したまぼろしの雑誌『愛と美』を復刻、刊行! 関西における幼児教育史、児童文化研究の空白を埋める本誌は、東京における『子供の教養』誌と併せて、戦前期の新中間層にとっての幼児教育、家庭、児童文化を伝える、あたらしい基礎資料といえるだろう。

自動車に子どもらを乗せて幼稚園を飛び出し、郊外保育を実践した「家なき幼稚園」の橋詰は、池田、宝塚、箕面、十三、雲雀ヶ丘、千里山、そして大阪と、7つある幼稚園の連携とさらなる母親たちとの連携を深めるべく雑誌『愛と美』を創刊、その突然の死にいたるまで、7年余りのあいだこの雑誌を発行した。

山田耕作、賀川豊彦、野口雨情はじめ、倉橋惣三、東基吉、岸辺福雄ら、文学、音楽、教育、社会事業など多彩なジャンルの人びとが、「愛は美なり」という橋詰の理想を実現すべく協力、橋詰の独特な個性がひかる稀有な雑誌『愛と美』の発行を開始した――。幼児教育・保育の研究者はもとより、児童文化、メディアなどに関心のあるすべての方々にふれていただきたい、まぼろしの雑誌、ついに復刻!

第2回配本に福元真由美の解説、総目次・索引を附す。

【2025年6月、待望の復刻!】

【推薦します】

雑誌『愛と美』と関西児童文化史―復刻によせて―   畠山兆子(梅花女子大学名誉教授)

規格外の保育雑誌がもたらす無数の切り口       浅野俊和(中部大学教授)

幼児教育とメディア、その隠された関係を照らし出す  周東美材(学習院大学教授)

編集・解説: 福元真由美(青山学院大学教授)

体    裁: 全2回配本・全4巻・別冊1/A4判/上製/総約1700頁

揃  定  価:  134,200円(揃本体122,000円+税10%)

別冊(解説・総目次・索引): 予価2,200円(本体2,000円+税10%) ISBN978-4-8350-8867-9

収録内容・配本予定:

●第1回配本 第1-2巻(全2巻)

揃定価66,000円(揃本体60,000円+税10%)/2025年6月刊行

ISBN978-4-8350-8860-0

●第2回配本 第3-4巻(全2巻・別冊1)

揃予価68,200円(揃本体62,000円+税10%)/2026年5月予定

ISBN978-4-8350-8863-1

※ 巻構成・定価・刊行時期は変更となる場合がございます。

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