アメリカ日系二世と越境教育-1930年代を主にして
在米日系二世の日本留学・就学という越境教育現象が、在米日本人移民社会および日米両国家・社会にもたらしたさまざまな影響や意味を、「地域」と「宗教」をキーワードに検証し、日本人移民越境史の一断面を分析する。
吉田 亮(同志社大学)編著
本文目次
序章 アメリカ日系二世と越境教育 吉田 亮(同志社大学)
第1章 1930年代の東京における日系アメリカ人 二世留学事業と日本植民地主義
東栄一郎(ペンシルバニア大学)
第2章 東京YMCAの日系二世教育 竹本英代(福岡教育大学)
第3章 北米の浄土真宗本願寺派 日系二世の越境教育 小島勝(龍谷大学)
第4章 海老名弾正のアメリカ講演旅行と 同志社大学二世教育プログラム
エミリ・アンダーソン (ワシントン州立大学)
第5章 熊本県における日系二世の留学 物部ひろみ(同志社大学)
第6章 カリフォルニア州ターミナル島日本人移民による二世越境教育
吉田 亮
第7章 ハワイ沖縄系二世の就学体験 野入直美(琉球大学)
人名索引・事項索引
A5判・上製・256頁
定価4,180円(本体3,800円+税10%)
ISBN978-4-8350-7083-4
2012年2月刊行