優生學 【復刻版】 全16巻・別冊1
2020年9月第1回配本重版出来!
『優生學』は、後藤龍吉が主宰した日本優生学会の機関誌である。第一次世界大戦勃発以降、各国の政治的・帝国主義的競争が激化する中、「民族の改良」という新たな思想が生み出された。日本でも優生学研究体制の必要性が叫ばれることとなり、その活動をまとめるものとして、後藤は継続前誌『ユーゼニックス』を創刊する。
執筆者は多岐にわたり、それに伴い登場するキーワードも、「遺伝」「人種改良」「産児制限」「結婚」「人口食料問題」「心理」「性」「犯罪」「障碍」「血液型」「健康」「衛生」「身体」「栄養」「児童」など実に多様である。
当時刊行された数少ない「優生学」専門誌である本誌を、戦前・戦中期から今日に至る生殖操作、優生思想の「連続と非連続」を明らかにし、その歴史的展開と特質を探求するための貴重史料として供する。
◆体 裁=全16巻・別冊1/B5判・A5判/上製/総7,904頁
◆揃定価=325,600円(本体296,000円+税10%)
◆別 冊=解説・総目次・索引(分売可 定価2,200円(本体2,000円+税10%)) ISBN978-4-8350-7522-8
●誌名=『ユーゼニックス』(第1巻第1号~第2年第2号〔1924年1月~1925年2月〕)
『優生學』(第2年第3号~第20年第4号〔1925年3月~1943年4月〕)
●発行=日本優生学会(後藤龍吉 主宰)
◎解説=中馬充子(西南学院大学教授)
◎推薦=市野川容孝、笹栗俊之、鈴木晃仁、鈴木善次
配本 | 復刻版巻数 | 原本収録 | 揃定価 | ISBN | 刊行年月 |
第1回 | 第1巻~第4巻 | 第1巻第1号~第4年第12号(1924年1月~1927年12月) | 81,400円(本体74,000円+税10%) | 978-4-8350-7501-3 | 2013年10月 |
第2回 | 第5巻~第8巻・別冊 | 第5年第1号~第8年第12号(1928年1月~1931年12月) | 81,400円(本体74,000円+税10%) | 978-4-8350-7506-8 | 2014年3月 |
第3回 | 第9巻~第12巻 | 第9年第1号~第13年第12号(1932年1月~1936年12月) | 81,400円(本体74,000円+税10%) | 978-4-8350-7512-9 | 2014年7月 |
第4回 | 第13巻~第16巻 | 第14年第1号~第20年第4号(1937年1月~1943年4月) | 81,400円(本体74,000円+税10%) | 978-4-8350-7517-4 | 2015年1月 |