戦前期仏教社会事業の研究
戦前期において仏教が社会事業に果たした役割は大きく、僧侶ら仏教者有志設立の施設、各宗派主導の事業、寺院に附設された施設などは莫大な数にのぼる。国家目的の遂行に利用された側面もあるが、檀信徒・地域民衆とのかかわりの中での多彩な事業は、戦前期日本社会事業の一翼を担っていった。
本書は2011年から3年にわたり刊行した編集復刻版『戦前期仏教社会事業資料集成』に収録した解題と収録内容一覧を一冊にまとめ、巻末に髙石史人・菊池正治両氏の略年譜・著作目録を掲載した。
中西直樹・髙石史人・菊池正治 著
◎A5判・上製・168頁
◎定価 本体2,500円+税
ISBN 978-4-8350-7496-2 C3015
2013年8月刊行