中国辺疆地区少数民族対外関係史料選編【取扱図書】

清代~民国期の中国における辺境地域の諸民族の動向や国境を接する国家・勢力の動向を調査した様々な資料を選集・復刻。
現代につながる中国と諸外国の歴史的な関係性を、辺境諸民族を通して見つめ直す資料の決定版!
※中国語資料
◎発行・蝠池書院 販売・不二出版【取扱図書】
◎主編=陳 傑(中国社会科学院民族学与人類学研究所文献資訊中心主任)
編=中国社会科学院民族学与人類学研究所
◎推薦=畢 奥南(中国辺疆研究所研究員)
◎体裁=16開 ( B5判 )・全三輯・全48冊・各冊300~500頁
※各輯分売不可。
第一輯:全16冊 揃定価563,200円(揃本体512,000円+税10%) 2018年1月刊行
1840年以降、帝国主義列強による中国侵略が進み、数々の不平等条約により広大な辺境地域が割譲された。特に東北、西北、西蔵、内モンゴル地域が直接的な被害を受け、辺境危機と民族危機が深刻化した。中華民国成立後、帝国主義列強は社会変革を利用して辺境での侵略や分裂を加速させ、中国の主権や領土に大きな影響を及ぼした。これにより、辺境問題への関心が高まり、多くの学術成果が生まれた。第一輯では民国時代の辺境文献30種を収録し、当時の社会・政治情勢を反映した重要な資料を提供する。著名な学者・詩人の彭桂萼の『西南辺城緬寧』や外国学者の著作も含まれており、中国の辺境問題に対する多角的な視点を示す。
第二輯:全22冊 揃定価739,200円(揃本体672,000円+税10%) 2018年11月刊行
中華民国成立後も帝国主義列強は辺境地域での危機と分裂活動を強化した。ロシアによる新疆・東北部への進出・侵攻、イギリスによるチベット侵攻、日本による東北部への進出・侵攻により、中国の主権は大きな危機に陥った。第二輯では、当時の一部の外国人学者の著作の中国語訳本も収録されている。民国期のこれらの文献はこれまで正式に復刻されたことがない。これらの中国辺境地区の対外関係に関する文献を統合し、新たな文献叢書とした。現在の研究者と歴史愛好家に専門の研究史料を提供し、中国辺境民族地区の研究の参考として欲しい。
第三輯:全10冊 揃定価440,000円(揃本体400,000円+税10%) 2022年6月刊行
第一輯・第二輯の刊行を経て、第三輯では新たに重要な文献28種を収集・整理した。これには、辺境問題や、民国政府の政策、雲南の国防に関する資料も含まれている。これらの研究成果は現在の学術研究にとって重要な参考資料となり、現実的な価値を持つ。