不二出版

書籍紹介

『復刻版「愛生」戦前編』 全4回配本・全15巻・別冊1(総目次・索引付)

……はじめての

国のハンセン病療養所 長島愛生園で、

草創期から発刊されてきた機関誌『愛生』、

その戦前期の全号をついに復刻!……

 

【2021年7月刊行!】

 

1930年11月20日、日本ではじめてのハンセン病国立療養所として、岡山県に開設された長島愛生園。その創立からわずか半年後、翌年10月に早くも発刊された機関誌『愛生』は、戦前・戦時下、そして戦後から現在に至るまで、入所者はもとよりそこに勤務する医官、職員、来訪者や外部の読者が交わる愛生園の「窓」として、永くその役割を果たしてきた。

そこは明石海人、志樹逸馬はじめ入所児童に至るまで、彼らのほとばしる情熱を伝える短歌、俳句、詩、歌謡、小説の発表の場であり、また療養所で起こるさまざまな出来事が記録された貴重な雑誌である。また『小島の春』によって一躍時の人となった小川正子の作品、その映画化にあたっての特集、追悼記事、さらには若き日の神谷美恵子(筆名・鳥羽光子)による詩も収録されており、療養所と当時の日本社会との結節点のありようを示す類例のない資料といえるだろう。

このたび不二出版は、長島愛生園の協力を得て『愛生』創刊号から戦争で休刊となった第14巻第7号(1944年7月)までの全巻、それに「附録」として刊行された『青年愛生』第1号から第4号までを復刻、刊行することとなった。この『復刻版「愛生」戦前編』が、ハンセン病療養施設における「療養」の営み、その実像に近づくための基礎資料となることを願っている。

 

 

復刻にあたって: 山本典良 (長島愛生園園長)

推     薦:

「故郷を歌い込む日」 中尾伸治 (長島愛生園自治会長)

「新しいハンセン病史像の構築」 廣川和花 (専修大学文学部教授)

「『愛生』に耳を澄ます」 松岡弘之 (岡山大学文学部講師)

 

協     力: 国立療養所 長島愛生園・公益財団法人 長濤会

体     裁:

A4判/上製/布クロス装/総約6900頁/別冊(総目次・索引附)

揃定価:316,800円(本体288,000円+税10%)

別冊(総目次・索引):定価3,300円(本体3,000円+税10%)2021年11月刊行予定

ISBN978-4-8350-8456-5

 

 

第1回配本・全3巻(第1-3巻)

定価62,700円(本体57,000円+税10%)/2021年7月刊行

ISBN 978-4-8350-8436-7

 

第2回配本・全4巻(第4-7巻)/ 別冊(総目次・索引)附

定価86,900円(本体79,000円+税10%)/2021年12月刊行

ISBN978-4-8350-8440-4

 

第3回配本・全4巻(第8-11巻)

定価83,600円(本体76,000円+税10%)/2022年2月刊行予定

ISBN978-4-8350-8445-9

 

第4回配本・全4巻(第12-15巻)

定価83,600円(本体76,000円+税10%)/2022年5月刊行予定

ISBN978-4-8350-8450-3

 

 

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