- 2021/01/18
- 『藤井忠俊著作集』全2巻、2021年1月15日刊行!
『国防婦人会』『兵たちの戦争』『在郷軍人会』を世に問い、現代史の会を主宰、松本清張らとともに、アカデミズムによらず民衆史の立場から、新しい現代史研究を構築した藤井忠俊 (ふじい・ただとし 1931―2018)。
長らくまぼろしの季刊誌として渇望されてきた『季刊現代史』所収の藤井論考をすべて、そして同誌最終号を復刻、収録。膨大な史料と格闘し、単著に書ききれなかった国防婦人会、在郷軍人会など民衆の側から戦争をどうとらえか追求し続けた数々の論考、松本清張についての深い洞察に富んだエッセイほか、八面六臂の活躍をみせた藤井の手になる著述を集成。全2巻、一挙刊行です! 【2021年1月15日、新刊】
推薦〇 駒込 武(京都大学大学院教授)
「帝国史の側では民衆史のモチーフと方法論を咀嚼してきたのだろうか。
まったく不十分なのではないか。……藤井忠俊の言葉は、その不勉強に突き刺さる―」
藤井忠俊研究会 編纂/A5判/上製/全2巻:第1巻600頁・第2巻620頁/各巻定価(本体6,800円+税)
第1巻『季刊現代史』の挑戦 ISBN978-4-8350-8328-5 C3036
第2巻 戦争と民衆史 ISBN978-4-8350-8329-2 C3036