- 2025/04/02
- 「社会文学」新刊・第61号、発売いたしました!
弊社で販売取扱しております「社会文学」の最新号・第61号が刊行されました!
「社会文学」第61号
〈目次(抄録)〉
〈特集 移民・難民をめぐる想像力――受容と排除のはざまで〉
●講演 わたしの移民のうた――日本語圏の「新しい」台湾人として 温 又柔
●特集論文
森崎和江の流民論とその時代、あるいは現在について 大畑 凛
「帰還」と「越境」の狭間に生きる文学 安 志那
細江仙子の短歌とブラジル――歌集『異質の季』『二世』をめぐって 杉山 欣也
「文今分オモニのにんご」から読み直すデリダ 小池 陽慈
●特集エッセイ
殖民をめぐる想像力がなぜ語られないのか 中村 平
●展望
いま、徴兵忌避の文学を振り返る 東谷 篤
●自由論文
二つの”書かない”ことのストラテジー――中野重治「汽車の罐焚き」 古家 敏亮
「透明」な「媒介体」――宮本百合子『風知草』の草稿を読み解く 堀内 みき
「事実の真理」と言葉――黄英治『前夜』と李龍徳『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』の戦い方―― 宮沢 剛
上橋菜穂子『香君』――上橋作品における〈稲〉について―― 尾崎 めぐみ
●書評
徳永光展著『国際日本学の探求――夏目漱石・翻訳・日本語教育――』 坂元 昌樹
関谷由美子著『少女たちの〈居場所〉――資本の他者として――』 宮内 淳子
岡村知子著『文学と地域――自他が尊重される〈場〉を問う』 木村 小夜
山口直孝著『大西巨人論――マルクス主義と芸術至上主義』 鳥羽 耕史
岩本知恵著『安部公房と境界――未だ/既に存在しない他者たちへ』 坂 堅太
清松 大著『世紀転換期文学の思想空間――明治文壇のニーチェ熱と宗教の季節』 小林 孝吉
以下、新刊紹介/声明/『社会文学』への投稿について/編集後記
定価2,200円(本体2,000円+税10%)にて発売中です!
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不二出版・営業企画部