- 2022/09/13
- 『華文大阪毎日』第2回配本のお知らせ
第2回配本、10月刊行!
大阪毎日新聞社・東京日日新聞社が中国語圏に向けて発行した中国語による総合雑誌『華文大阪毎日』。大日本帝国の国策プロパガンダの一環として、いまなお厳しい批判にさらされる本誌は、日中戦争が長期化する状況において、広く中国大陸の一般市民を読者として獲得していった。大陸という巨大な「市場」の要請に適応すべく、読者の声を多く取り入れて改変を重ねた本誌は、1930年代後半から戦争末期に至る中国と日本との文学・芸術・政治・経済との関わりを正確に理解するにあたっての必見の基礎資料!
第2回配本は汪兆銘の国民政府樹立が果たされた激動期である、1939年11月から40年8月までを収録。充実期にさしかかった文芸欄では、すでに満洲文壇で脚光を浴びていた柳龍光が編集を担当、秋蛍、呉郎、梅娘らの作品を数多く掲載し、隆盛へと向かっていた――。