- 2023/05/29
- 『子供の教養』第3回配本のお知らせ
第3回配本、刊行5月29日刊行!
『子供の教養』第3回配本(完結)は、5月29日に刊行いたしました!
4月を予定しておりました『子供の教養』第3回配本、ついに5月29日に刊行いたしました。遅くなりまして申し訳ございませんでした。第3回配本は、1936年10月の第8巻第10号から、戦時下での保育雑誌統合によって終刊となった41年8月の第13巻第8号まで(本復刻第7-9巻)、さらに戦後に復刊された第1巻第1号(1946年3月)から第8巻第3号(1953年7月)まで(本復刻第10巻)を収録。阿佐ヶ谷幼稚園園長であった髙崎能樹、そして編集責任を担っていた武南高志のご遺族が保存していた貴重な原本を照合、現在確認し得る全225号を一挙に復刻!
新たな自己像の獲得を試みた母親たちに歓迎された、児童の保育と母親の教育とは? 1930年代から戦後につながる、髙崎能樹、武南高志、佐藤瑞彦、赤井米吉らの「育児」を通じた「個性本位」の啓蒙誌『子供の教養』は、幼児教育史に新しい光をあて、近代家族の在り方、戦前期の児童文化研究に資する、まぼろしの史料である。
別冊には、福元真由美による『子供と教養』誌の詳細な解題と総目次、索引を掲載。さらに武南家所蔵史料から、当時の状況を収めた貴重な写真を口絵として収録。これまでアクセスがほとんどできなかった『子供の教養』から、大正新教育の知られなかった一面が浮き彫りに。